群馬SAKE TSUGUの歩み 第3話 銀座での飛び込み営業「ぐんまちゃん家」イベント

群馬SAKE TSUGUの歩み 第3話 銀座での飛び込み営業「ぐんまちゃん家」イベント

自分が担当になる前から、10月1日「日本酒の日」に合わせて、当時、東銀座にあった群馬県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家」で、群馬県酒造組合と県の共催により試飲販売会を行っていました。

近隣の飲食店さんや酒販店さん、卸会社さんに会場に足を運んでいただき、群馬の蔵元の販路開拓に少しでもつなげられればとの考えで、送付先をリストアップして、イベント案内を送りました。
それに加えて、上司から「事前に営業回りとかしたいよね!」とのアイデアを受けて、私が担当になった年から初めて、事前に東京入りして、イベントの周知を行うことになりました。

各蔵元に案内したところ、1日目は土田酒造(川場村:土田・誉国光)の土田さん、2日目は島岡酒造(太田市:群馬泉・淡緑)の島岡さんと、 貴娘酒造(中之条町:咲耶美・貴娘)の吉田さん に、同行していただけることになりました。

1日目、「ぐんまちゃん家」に行って挨拶を済ませた後、土田さんと合流。
作成したリストから、ミシュランの星が付いているお店や日本酒を扱っているお店を、片っ端からアポ無し突撃訪問。
私が先陣を切って「こんにちは、群馬県庁です!」と入店。
「今度、県のアンテナショップでイベントをやるので、良かったら会場に来てください」とお願いし、「ちなみに、今日「群馬の地酒」の蔵元も同行しているんですけど」と話して、ちょこっと営業してもらう作戦です。
今思えば、敷居の高いお店や、無理だろうというジャンルのお店まで、気にせずドンドン入っていきました。
とにかく必死でした(笑)
1日を終えて、土田さんとコーヒーショップで足を休めた際、土田さんが、翌日に参戦する島岡さんに電話。
「ちょっと清水さんの切り込み力ハンパないですよ!」との引き継ぎがありました(笑)

翌2日目は、島岡さんと吉田さんと一緒に営業回り。
地図を片手に、銀座周辺の雑居ビルをぐるぐる回りました。
地酒を扱う有名店の店主に長時間にわたって御指導いただいたり、従業員が県の税金を滞納しているのかと勘違いされたり。
ある寿司屋さんでは、入店するなり店主にギロリと見られて、10秒も持たずにチラシをカウンターに置いて退散することもありました。

そんなことを行いながら、イベント当日は、他の職員も動員して、1階の入り口付近での呼び込みや、2階の会場で運営を行いました。
群馬県酒造組合の若手組織「稲水倶楽部(とうすいくらぶ)」事業ということで、当時の会長、山川酒造(千代田町:利根川育ち・光東)の山川さんが陣頭指揮を執って、車で現地入りして、荷物を搬入。
当番制で多くの蔵元が参加し、お客様に説明しながら試飲、そして、販売を行いました。
永井酒造(川場村:水芭蕉・谷川岳)の永井則吉さんが、会場近くにいた外国からの旅行者御一行さまに声をかえて、大勢の外国人で会場が埋め尽くされた時間もありました。
皆で、暗くなるまで、銀座で「群馬の地酒、試飲販売会を行っておりまーす!」と叫んで、人を呼び込みました。

事前営業や郵送案内の影響もあってか、業界関係の方にも会場に来ていただきました。
事前飛び込み営業に伺った1軒は、料理長が群馬出身のお弟子さんと来場していただき、その後、興味のあるお知り合いのお店まで紹介いただいて、後日、訪問するということもありました。

翌年も同様に「ぐんまちゃん家」でイベントを開催し、事前営業も行いました。
面白がってくれた島岡さんが2年連続で同行。
松屋酒造(藤岡市:流輝・平井城)の松原さん も加わって、3人での営業回りとなりました。
同級生の松原さんと私が、先輩の島岡さんに付いていくといった流れで、スマホを導入し、GPSで訪問先を探すなど前年よりも少し改善。
エリアも広がり、群馬に所縁がある天ぷら屋さんでランチを食べながらも、それとなく営業したり、3人で歩きながらいろいろな話を伺いました。
松原さんの限定銘柄「流輝」を命名した由来について伺ったのも、この時でした。
その年の一番の思い出は、前年に一瞬でひるんでしまったお寿司屋さんへの再訪問です。
最後の訪問先として、「もう1回行ってみようよ」という話になりました。
前年の時の話を松原さんにも共有して「ここは一瞬の勝負なんで!」と熱弁。
雨の中、僅かな時間でもPRできるよう、道端でチラシなどを周到に準備して意気込んで入店しました。
すると、前年、鋭い眼差しだった店主が、笑顔で非常に愛想良く御対応いただけたのです。
店を出た後、「あれっ、えー!?」と皆で盛り上がりました。
前年は仕込み作業に追われていただけで、良い人だったんじゃないかと(笑)

おかげさまで、今でも昔話のネタになるような時間を蔵元の皆さんと共有しながら、つながりをより深められたように思います。
ちなみに、スマホでGPSを活用しているのを目にして、島岡さんもスマホの便利さを実感して、その後、スマホに切り替えたそうです。

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コメント

  1. 東銀座の歌舞伎座近くのぐんまちゃん家、懐かしいですね。
    群馬に住んでいた頃は勤務先のPRイベントで赤いポストみたいなゆるキャラに入って訪れた場所でした。
    あの当時のぐんまちゃん家は場所はとてつもなくよかったのですが、
    東京に移住した後に外から見てみると、かなり能動的に動かないとイベントの情報がなかなか入ってこず、
    もっと広くPRしてくれればな・・・と思っていた記憶があります。

    そして、1話から読ませて頂いていますが、
    その頃からの各蔵元さんとのお付き合いとは、、、
    各蔵の方から清水さんへの信頼のまなざし&同志感の理由がわかりました!

    起業につながっていく続編を楽しみに待っています。

  2. ありがとうございます!
    ゆるキャラ、アンテナショップの盛り上がりがありましたねー。
    徒然なるままに書いていますが(笑)、楽しんでいただけたら幸いです。

  3. 清水さんの暴走(情熱)が蔵元に浸透した時期だったね。(笑)その後は( ^ω^)・・・

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