群馬SAKE TSUGUの歩み 第14話 ビジョンの策定~支援する立場から相談する立場へ~

群馬SAKE TSUGUの歩み 第14話 ビジョンの策定~支援する立場から相談する立場へ~

かつては、県庁で創業を支援する立場でしたが、創業支援を受ける立場に替わりました。
退職直後から、(公財)群馬県産業支援機構に月1回のペースで、創業支援マネージャーに相談に行っています。
かつては一緒になって、創業支援塾の運営に携わっていたのですが、今は、1人の相談者として、毎月、相談に伺っています。
群馬SAKE TSUGU事業は、毎日毎日、全力で取り組んでいるわけですが、この月1回の定期相談が、ものすごく良い機会になっています。
1ヵ月の振り返りを行うと、1ヵ月前はそんな状態だったのかとか、あるきっかけで随分と変わったんだなということを確認できたりします。
そして、今の状況を踏まえて、今後の展開などについて考えることができています。

また、創業にあたって、前橋市の創業塾も受講しました。
これから創業するという段階で受講したので、とても勉強になりました。
講義でのケーススタディで初めて、売上があっても資金ショートで倒産する事例を学び、黒字倒産ということを理解しました。
市の創業塾を受講したということを踏まえた支援もいただいています。

群馬イノベーションスクール(GIS)では、ビジョン(理念)の大切さを教わりました。
様々なビジネスモデルを学びました。

これらの学びを踏まえて、群馬SAKE TSUGUのビジョンを定めました。

・「群馬の地酒」の消費量を上げる
・「群馬の地酒」の価値を上げる
・「群馬の地酒」を通して人と人が交わり、笑顔が溢れ、幸せな世界をつくる

多くの方に「群馬の地酒(日本酒)」のことを知っていただき、飲んでいただきたい。
右肩下がりの減少傾向に歯止めがかからない現状を変えたいです。
私が知り得た「群馬の地酒」の美味しさや造り手である蔵元の魅力を知れば、もっと「群馬の地酒」が好きになる人が増えると信じています。

そして、群馬の誇り、逸品として、皆さんに認めていただき、価値を上げていきたいです。

そして何より、お酒は、人と人をつないでくれるコミュニケーションツールだと思っています。
仲の良い仲間と親交を深めたり、今まで知らなかった人と出会うきっかけを作ってくれたりします。
お酒に携わる人と、他業種に携わる人が交わることでも、新しい世界が生まれると思います。
私自身がそうであるように、「群馬の地酒」を知ったことで、心豊かに良い時間が過ごせる人が増えて、良い世の中になることを願っています。

このように宣言していると、周りの皆さんからも「群馬SAKE TSUGUは、こういう考えで活動しているんだよね」と言っていただける機会もあったりして、自分自身も「そうだ、そうだ」と思えることができています。
もし、私がブレそうになったら、皆さん、御指摘いただけたら幸いです。
ブレない確固たる自信はありますけれど(笑)

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