「UCHI SAKE~ぐんまの酒と食セット~」開発ストーリー Episode 4

「UCHI SAKE~ぐんまの酒と食セット~」開発ストーリー Episode 4

「UCHI SAKE~ぐんまの酒と食セット~」の開発までのストーリーを、ブログ形式にてお伝えします。

Episode 4「容器、ボックスの開発」

ペアリングセットを宅急便で御購入いただいた皆さまの元へお届けするために、容器となる段ボールボックスの開発も行いました。

関口木型製作所の関口さんに依頼

2021年4月のサンプルセット&ライブの実証を行うにあたり、商品を入れる容器について、どうしたものか悩んでいたところ、群馬県産業支援機構の方から関口木型製作所の関口社長を御紹介いただきました。

こちらがセットに入れたい商品、サイズなどをお伝えしたところ、配送時にトラブルになりそうなことも踏まえて、オリジナルの容器を作っていただきました。
その時は、限定36セットだけだったので、型までは起こさずに試作物のような形でした。

オリジナル容器の開発

今回の「UCHI SAKE~ぐんまの酒と食のセット~」では、酒瓶のサイズが300mlになり、数量も800セットということで、また一からの開発、本格的な型からの生産になり、関口木型製作所の関口社長に加えて、A.P.Mの天野代表にも御協力いただきました。

今回は、群馬の地酒300mlが2本、そして、食が2社分、2から3商品が入ることになりました。
一番、気を使ったのが、たまむらとうふさんのお豆腐です。
配送の過程で、振動によって中から水分が出てしまう、逆さまになってしまうといった事例もあり、たまむらとうふさんでも、配送時にトラブルができるだけ起きないように、オリジナルの配送用段ボール容器を開発され、容器に枠を設けたり、浮かせたりなど、非常に工夫されていました。
実際に、たまむらとうふさんが発送時に使用している容器も参考にしながら、とうふの容器に枠を設けて固定でき、浮かせる補助の台を設けていただきました。この補助の台は、他の様々な食品のサイズによっても、固定する役割を担ったり、底を上げるような役割を担う優れものです。

メインの地酒の酒瓶についても、配送時に破損となるケースも非常に多いことから、注意が必要な商品です。
その対策として、底の部分に酒瓶が動かないような下敷きの枠を設置し、上部には酒瓶が固定されて左右に動かなくなるような穴を設けていただきました。

このような仕組みのおかげ、そして、配送を担っていただいたヤマト運輸さんに御協力いただいた緩衝材のおかげで、800セット中、酒瓶の破損は1件のみでした。非常に少ない破損件数だったそうです。

配送を依頼するにあたってヤマト運輸さんに容器をお見せしたところ、「物凄くよくできている容器ですね!」とお褒めいただきました。

そして、肝心のお豆腐が入ったHセットについては…
対策を練ったはずでしたが、何件か、水分が出てしまって濡れてしまっていた、容器が開いてしまった、といった例がありました。

完ぺきな配送とならず、受け取られた方には大変申し訳ありませんでした。

発送に向けての梱包作業の際に、緩衝材をもっと多く入れるなどして、中の容器が動いてしまわないようにするなどの対処もできたのではないか、もっと危機意識を高く持って、対策を行っていたら、もっと上手に発送できたのではないかと反省しています。
今後、発送を行う際には、今回の経験を活かして、改善して発送したいと思います。

素晴らしい技術とノウハウに脱帽

今回の「UCHI SAKE~ぐんまの酒と食セット~」では、技術とノウハウを持ったスペシャリストのお二人に御協力いただけたおかげで、素晴らしい容器、段ボールボックスができました。

段ボール容器の世界も、こんなに奥が深いとは思ってもいませんでした。
限られたサイズの1枚の平らな段ボールから、配送時の破損などのトラブルができるだけ起きないような仕組みの容器の型を、補助の台も含めて設計するなんて、本当にスゴイです!

関口木型製作所の関口さん、そして、A.P.Mの天野さん、本当に、ありがとうございました!

有限会社関口木型製作所
 http://www.kigata.cc/

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